静かな午後の、変わりすぎた風景
お正月気分??そんなものはありません。
年々、「らしさ」が薄くなっていくような気がします。
不動産事業部 米須です。
お正月らしさ、らしい風景など、その季節感を感じるのは、
スーパーや街でかざられたシーンを見るときです。
日頃せわしくしていると、いつの間にか風物詩も過ぎていきます。
お正月に、以前から行きたかった場所へ行きました。
ここは、石巻です。
気温は5℃というところでしょうか。
仙台市から石巻駅~ さらに移動します。
普段見慣れない路線図ですが、
ここから志津川駅へと向かいます。
気仙沼線を乗り継いで、
前谷地から柳津駅へ行くわけですが、
ここからはバスです。
仙台市から電車~バスで移動すること2時間半。
志津川駅に到着しました。
ここは、駅とされていますが、
今は電車は無く、バスでしか来られません。
道の駅のようになっていて、
普段は賑やかなのでしょうが、
今はお正月。
人影まばら。
開いているお店は、コンビニひとつだけです。
風が吹き、寒い。
東北の寒さとはこういうものなのか。
しばらく歩くと、ありました。
南三陸町震災復興祈念公園。
ただ、時間が止まったまま建物は存在しています。
大きな津波があり、すべてが流された。
私は、ただ、テレビで信じられない現実を見ただけでしたが、
実際に目の前に津波の強い衝撃で折れ曲がった鉄骨をみると、
当時のすさまじい震災は現実に起こったことだと当たり前の事実を認識しました。
とにかく、ここは寒いという身体的な感覚が現実にあり、
周辺にはなんにもありません。
ただ公園になっているだけです。
以前の町並みを資料で見ましたが、
今は面影もありません。
公園近くの「さんさん商店街」は、お正月でひっそりとしています。
地震や津波、災害はどこでも起こりうる可能性があり、
他人事では無いと感じました。
私は不動産のお仕事をさせていただいています。
率直に今、ここの土地の所有に関わる権利関係はどうなっているのか?
現実に、災害が起こると土地、地域の相場は下落することは当然のことです。
土地の売買に関して、その地域や物件のハザードや、危険性があればその十分な説明が必須なのは当然のこととして、
宅地建物取引士として仕事するということは非常に重い責任があることをあらためて考えるきっかけになりました。
それにしても、とても天気の良い、寒すぎる、快晴広がる天気でした。
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南三陸町の津波による死者数は560名以上、行方不明者数が300名以上と言われています。
http://memory.ever.jp/tsunami/higeki_bosai-tyosya.html★新年おめでとうございます
★☆ 謹賀新年 ★☆新年のご挨拶を申し上げます
令和七年がスタートしました。
ちょうど一年前のお正月、
能登半島の地震がありました。
本年のような穏やかなお正月がどれほど素晴らしいことか、
平凡であり、普通であるということのありがたさを感じております。
旧年中は不動産の売却はもちろん、
相続や遺産分割に伴う売却相談など様々な案件について
お取引いただきまして感謝申し上げます。
令和七年が、「いい一年だった」と言える年となりますよう。
株式会社スイッチは全力で進んで参ります。
※令和七年 元旦 宮城県登米市津山町柳津駅
スイッチ = 切り替え です。
押して駄目なら、引いてみよ。
という切り替え = 転換を意識し、
お客様への最適なご提案と、正確で安心、安全なお取引きを心がけ日々精進して参ります。
今後ともご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社スイッチ
代表取締役 米須秀都